須藤宗之助パスト会長卒寿のお祝い
スピーチ:須藤パスト会長
「すばらしいお祝いをしていただき有難うございます。戦前、戦時、戦後と、昭和を丸ごと生き、この18日で90歳になります。戦争をはさみ色々なことがありました。若い方が味わえない過酷なこと、一番印象に残っているのは2つあります。
1つは、終戦直前に治安維持法で捕まり、牢獄に入れられ、毎日水を掛けられ、精神入れ替え棒で引っ叩かれ、よく生きてこれたと思います。その治安維持法で捕まったということから、戦後に共産党から仲間だと思われ、代々木の本部に呼ばれ、当時の錚々たる幹部とお話をさせていただきました。イスラエル建国、あさま山荘事件など色々おこりましたが、それらを乗り越え今は平和な国になりました。
もう1つは、うれしいこと。それは今、皇后美知子さんを大変褒めてくださる。私はそのご両親、英三郎さんと富美子さんと大変仲良くさせていただいており、今の天皇陛下が皇太子だったとき、月2回会うたびにご両親からいつも相談を受けていました。夜に1時間も電話で悩みの解決もしたこともあります。それが今では国の母と呼ばれるようになり、自分の娘が褒められれているような感じになり、うれしく思っています。
時代が変わっていろんなことが起きますが、皆さんは若いです。若いって言うことは、苦しみや悲しみを喜びに変えられる、そういうパワーを持っている。そういう面では私たち、東京臨海ロータリークラブは益々発展していくと思います。斉藤さんがおっしゃったように、他のクラブと比べると平均年齢がかなり若い。これは私たちのクラブの最大の特色です。益々栄えることを念じています。
今日は素晴らしいお祝いをして頂き、有難うございました。」
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